Qiitaは死んだ

Qiitaの黒歴史を振り返ります

投稿日: 2024年6月4日

最終更新日: 2024年6月6日

はじめに

私は数年前にQiitaを使うのをやめました。なぜならQiitaがクソだからです。この記事では、Qiitaの黒歴史を振り返りながら、Qiitaが如何にクソであるかを説明します。

注意点

この記事はQiitaを批判するために書いたものであり、Qiitaに記事を投稿している人々を批判する意図はありません。

Qiita is 何

公式サイトでは以下のように説明されています。

Qiita (キータ) は、エンジニアに関する知識を記録・共有するためのサービスです。

しかし、多くの方がご存知の通り、Qiitaは「他のWebサイトにある情報をほぼ丸パクリした記事」と「内輪ノリで書かれた下らないポエム」の墓場であり、決して知識共有サービスではありません。最近ではChatGPTが出力した文章をそのまま投稿する人々も現れ、事態がさらに悪化しています。

Qiitaの黒歴史

では改めてQiitaの黒歴史を振り返りましょう。

ウケを狙った記事の流行

ウケを狙いすぎて自重できてない記事を見かけることが増えました。「俺はこんなに馬鹿なミスをしたんだけど、これって失敗談として面白くない?ねえねえ (笑) 、どう?」みたいな記事です。本番環境でやらかしちゃった人アドベントカレンダーはまさにそのいい例です。私はこのような記事を見かけるとひどく共感性羞恥を感じ、萎えてしまうのですが、私と同じような方がきっといらっしゃるのではないかと思います。

ポエムの非公開化

いくら「技術ブログ」と謳っていても、技術との関連性が低い記事が投稿されることがあります。私はこのような記事を「ポエム」と呼んでいますが、Qiitaにポエムが投稿された場合はどうなるでしょうか?実は数年前まではQiitaに投稿された記事は運営によってその内容がチェックされ、ポエムに該当すると運営に判断された場合は勝手に記事が非公開にされていました。しかし、よく考えてみてください。ポエムとは何でしょうか?この記事のような愚痴を書き連ねた文章のことでしょうか?人間がそれを判断できるはずがありません。結局このルールは廃止され、今に至ります。

不適切な仕様変更

数年前に大幅なアップデートが行われ、ユーザーが読んだ記事が第三者に公開されていた時期がありました。これはWebブラウザーのアクセス履歴が第三者に公開されるようなものであり、個人が特定されるリスクがあります。また、業務で生じた問題を解決するためにQiitaを利用していた場合は、他者に業務内容を推測されるリスクがあります。このようなアップデートは避けるべきであり、社内で十分な議論がなされないまま機能が実装されたことは明らかでした。

Qiita As A Portfolio

QiitaがZennに負けた一番の理由です。Qiitaにアプリの制作過程を投稿するユーザーが増えました。完成度が高いアプリを制作した際に工夫したことが書かれていれば役に立つのですが、掲示板やToDoリストのような、お決まりの題材を使ったアプリの制作過程の情報を日常的に目にするようになりました。これはいわゆるポートフォリオとしてQiitaを利用している例であり、シニアエンジニアの間でQiitaがオワコンになり始めたことや、プログラミングスクールに通う多くの人々がQiitaを使い始めたことを示すものでした。その状況を理解するや否や、Qiitaの価値の低下は避けられないと感じました。

ブログからメモ帳への退化

Qiitaにポエムを投稿できるようになった一方で、Qiitaに投稿される記事の質が低下したことにより、Xやはてな匿名ダイアリーに表示されるような短文投稿が増えました。記事の文章は長ければ長いほどいいとは限りませんが、あまりにも文章が短く、それぞれの文の文字数が少ないので記事の内容が理解しにくいです。この段階に入ると、Qiitaはブログというよりもメモ帳と呼んだ方がいいのではないかと感じ始めました。少なくとも技術ブログのような目新しさや正確さはほとんど感じられなくなりました。

個人ブログをやろう

あなたがこれからQiitaに投稿しようとしている記事は、おそらくQiitaに投稿する記事として相応しくないほど優れています。ぜひ個人ブログであなたの考えや成果をアピールしてください。では、なぜ個人ブログでなければならないのでしょうか?それはあなたの記事はあなたのものだからです。運営によって検閲されたり、広告として利用されたり、人為的なレコメンドシステムによって評価が左右されたりするべきではありません。あなたが書いた素直で真面目な記事は、あなただけでなくインターネットをより豊かにするだけの価値があります。だからこそ、個人ブログで情報を発信していただきたいのです。